RoomClip 販促支援ラボ

1位はファストインテリア。「RoomClipトレンドランキング2019」を発表

1位はファストインテリア。「RoomClipトレンドランキング2019」を発表

2019年8月、日本最大の住まいと暮らしの実例写真共有サービス「RoomClip」は、投稿されている約360万枚の住まいと暮らしの実例写真と、写真に付与されたタグ、いいね、コメントなどのデータを分析し、2019年上半期「住まいとインテリア」の注目ワードのベスト10となる「RoomClipトレンドランキング2019」を選出し、発表しました。さらに今回、ランキング発表とともにその背景と今後を占う考察を加えたタブロイド紙を発行。ビジネス向けの展示会イベント等で、配布を開始しています。

住まいのソーシャルメディアならではのランキング

これまで、実際に人が生活している住まいやインテリアの情報については、インターネット上のデータが限られており、客観的な評価が困難でした。

RoomClipトレンドランキングは、実際の生活者の動向をリアルに反映したユニークなトレンドデータとなります。RoomClipは、今後も継続的に住まいと暮らしに関する調査結果を様々な形で発表して参ります。

↑ 2019上半期、リビングルームの写真保存数でNo.1。トレンドの代表としてピックアップさせていただいた写真。第一次住宅取得層は成熟へ。ファストインテリアで暮らしのベースを作る一方で、業者から提示される選択肢を超えて施主支給やDIY、オーダーメイドを駆使して自分の「好き」を追求した自分スタイルの住まいづくりがトレンドとなっており、実現した理想の暮らしは小掃除やリペア系DIY、マグネット収納、ロボ掃除機といった現代のライフスタイルにあった新しいノウハウやハードウェアにより支えられています。
撮影:Rinさん

TOP10キーワードと解説

  1. ファストインテリア
  2. 施主支給
  3. 小掃除
  4. 日本のカゴ
  5. キャスター
  6. オーダーメイド
  7. ロボット掃除機 × コードレス掃除機
  8. リペア
  9. マグネット収納
  10. 自分スタイル

No.1 ファストインテリア

安価で多様な商品をラインナップし、いつでもどこでも購入できる商品をたくさん揃えているインテリア系ブランドが、日々の暮らしを支えるのに欠かせない存在となっています。

No.2 施主支給

新築やリノベーションで施主側から建材や設備などを提供する方式。業者側から提示される選択肢を超えたユーザーのニーズが表出してきています。

No.3 小掃除

年末の大掃除や週末の掃除を、日々の活動の中に分散して行ってしまうこと。シャワーのついでにお風呂掃除するなどのノウハウやその活動を支えるグッズに人気が集まりつつあります。

No.4 日本のカゴ

日本の古くから使われていた竹の水切りカゴや籐脱衣カゴがリバイバル。実家から取り寄せて使う人も見られます。

No.5 キャスター

暮らしの中でのキャスター利用がより定着。平台車の活用や、キャスター付き洗濯機台のほか、後付けできるキャスターをゴミ箱や収納ボックスに付けるなど、用途も広がっています。

No.6 オーダーメイド

サイズと生地を選べるオーダーカーテンをはじめ、オーダー収納などが人気上昇。ファストインテリアブランドからの展開が普及を後押ししているといえます。

No.7 ロボット掃除機 × コードレス掃除機

デイリーでのロボット掃除機とスポットでのコードレス掃除機の組み合わせ運用が人気に。共働き世帯の家事の負担軽減にも寄与するということで、さらなる普及が続いています。

No.8 リペア

無垢材の補修や、画鋲で穴を開けてしまったクロスの補修だけでなく、椅子の張り替えや、割れてしまった器を自分で金継ぎしたりするなど、様々なシーンでのリペアに注目が集まっています。ある程度完成した暮らしに対して、継続的な維持を目的とする様子もうかがえます。

No.9 マグネット収納

ユニットバスの壁面、洗濯機や冷蔵庫の側面、玄関ドアの内側、などにマグネットで設置できる収納棚を使った収納が増加中。スペースの最大活用で便利と話題が集まっています。

No.10 自分スタイル

「北欧インテリア」のような特定のスタイルではなく、既存のスタイルに分類不可能なスタイルの部屋が増加。スタイルを横断したアイテム選びがスタンダードとなりつつあります。

キーワード選出にいたった背景は?今後、様々な場所でお届け

今回、2019年上半期のトレンドと銘打ったものの、ランキングに取り上げたキーワードはどれもここ数年間、RoomClip内のコミュニティーを眺めていても試行錯誤の上に成り立っているといえるものでした。

この度のキーワード選出に至って、この背景を振り返り、リアルな暮らしのシーンで起こっている新しい変化について、住宅設備、家具、家電、インテリア雑貨、日用品など住領域を横断した考察を行われました。この内容に関しては、今後配布するタブロイドおよびRoomClipセールスチームの登壇するイベント等でご紹介して参ります。

インテリア関連イベントにて、タブロイド配布中

この度、トレンドランキングの発表と同時にその考察とともにニュースペーパーとして発行したタブロイドを配付中。住まい、暮らし、インテリア関連のイベントにてお渡ししています。内容をご覧になりたい企業様は、RoomClipまでお問い合わせください。

今後の配布予定イベント

  • JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2019(2019/8/29〜31)
  • 第88回東京インターナショナル ギフト・ショー秋 2019(2019/9/3〜6)
  • JAPANTEX 2019(2019/11/13〜15)
  • IFFT 2019(2019/11/20〜22)


最後までお読みいただきありがとうございました。RoomClipでは、本記事の企画をはじめ、暮らしや住まいに関するリアルなユーザー実例情報から得たトレンドウォッチやマーケティング支援など、多様な取り組みが可能です。まずはカジュアルにご相談ください。

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この記事を書いた人:RoomClip PR室

実例コンテンツを活用した住設、家具、家電、日用品のマーケティング支援情報を配信します


ユーザーも作り手に。ファンベース時代のイベントのかたち 〜「山善祭」レポート

ユーザーも作り手に。ファンベース時代のイベントのかたち 〜「山善祭」レポート

「ファンベース」というキーワードがマーケティングの新潮流として関心が集まっていますが、「ファンとどのように出逢う?」「ファンとどうコミュニケーションをとる?」「どんな形でマーケティングに巻き込んでいく?」などのノウハウは未だ定型がありません。

6月某日、休日のRoomClipオフィスを使って開催されたのが「山善祭」。

悪天候ながら遠方からを含む参加率は8割超、約40名のRoomClipユーザーが来場。山善様の商品体験を中心としながら、ブランドとのコミュニケーション密度を高める様々な工夫が凝らされたイベントとなりました。 イベント直後にはRoomClip内だけでもユーザーから参加人数を超える枚数の投稿がされ、フォロワーの視線を集めました。

ユーザーを参加者・作り手の両側に

これらの盛況の一端には、単なるブランド対ユーザーの関係に終わらず、ファンとも呼べるコアなユーザーをイベントの作り手側に巻き込んだ点があります。ブランドがファンベースとどう向き合っていくかのスタディーとも捉えられる、RoomClipというプラットホームを使った事例として今回のイベントをレポートします。

長年RoomClipを活用する、山善様が催すイベント

山善様は機械工具から家庭用品まで取り扱う商社ですが、日常、ホームセンターやECなどで商品を目にすることから馴染みがある方も多いはず。住まいのソーシャルメディアであるRoomClipでは、特に整理収納やキッチン、DIYなどの分野において山善様のアイテムがたびたび投稿されています。また、山善様はプロモーションや商品づくりにおいてRoomClipを活用してきた歴史があります。

例えばワゴン型の収納家具「バスケットトローリー」シリーズは、初代商品の登場時からRoomClip内の話題を集め、その後ユーザーに傾聴しながらラインナップを拡充してきた人気商品。今ではRoomClip内はもちろん、広く家庭で利用される山善No.1のプロダクトに育っています。

3つのワークショップを「部活」スタイルで体験

今回は、数ある山善様の商品をRoomClipユーザーに楽しんでいただくワークショップを集めた「文化祭」スタイルのイベント、「山善祭」として参加者を募りました。

会場はテーマごとに「収納部」「食卓部」「工作部」3つの部活動と称してそれぞれブースを設置。参加者はグループに分かれ、各部をローテーションしました。

収納部

「バスケットトローリー」を、開発秘話とともにラインナップの違いや利用ケースを知るワークショップ。今後の新商品に関するディスカッションも。

食卓部

使わないときもインテリアとして映えるキッチン家電をデザインの変遷とともに紹介。電気ケトルやホットプレートの「美味しい」使い方を知るワークショップ。

工作部

電動工具を使ったDIY体験ワークショップ。本イベントのお土産でもある、RoomClipロゴプレートをクラフト。

おしゃべりが止まらないワークショップ。つないだものは

企業系のイベントでは、どうしても壁の花になったり記念品を持ち帰るだけの参加者が発生することがつきもののことがあります。書き手の私の主観かもしれませんが、このイベントで印象的だったのは、そんなシーンが見られなかったこと。参加者も山善様のスタッフも垣根なく、おしゃべりが止まらない様子でした。それをつないでいたのが、「山善アンバサダー」の存在。普段は個人でRoomClipを利用するユーザーですが、今回はイベントを動かす作り手側のスタッフとして協力いただいたのでした。

「山善アンバサダー」とは、RoomClip内の応募で選ばれ、これまで一年間、一期生として商品をモニター体験したり、新商品開発のディスカッションなどの活動をしてきた9名のコアなユーザーグループです。

ユーザーも作り手に回ったイベントの、商品体験を超える価値

「山善アンバサダー」がイベントの作り手側に回ることで、ブランド側とRoomClipユーザー側の両側面に寄り添う存在が生まれ、お互いの垣根を取り去るコミュニケーションを促進。あらかじめ商品のポイントやエピソードを知るアンバサダー達がワークショップをリードしました。

例えば工作部では、参加者がロゴプレートをアレンジするデコレーションのノウハウやそのためのツールをアンバサダーが提供。DIYそのものの楽しさがシェアされることで、商品体験に止まらない価値を与えていました。 また山善様も、 そんなアンバサダーと時間を過ごしてきたことで、どこがRoomClipユーザーの共感ポイントなのかをあらかじめ理解し、アットホームな空間を短時間で作られました。

RoomClipはブランドとユーザーの関係を構築し、継続できるプラットホーム

RoomClipは今回のイベントの企画提供や事務局運営を支援しましたが、この成功には山善様のような、ユーザーの声を大切にする想いが不可欠です。ブランド側の想いに共鳴するユーザーとの出会いやコミュニティー育成を演出できるプラットホームがRoomClipであり、そんな時に我々を活用いただける余地があると考えています。

コンシューマー向けイベントは単体で見ればかかるマンパワーや予算比のリーチ効率は悪く、取り組みづらい施策です。イベント後にもタッチポイントが途切れることなく、コミュニケーションが可視化されるRoomClipなら、その課題解決に役立つことも可能です。

数値に現れないイベントの効果は社内にも

イベント後、主に商品企画メンバーが中心であった山善様のスタッフからはもっとRoomClipユーザーと話す機会を持とうという声もいただきました。購入判断の基準が厳しい参加者のコメントが得難い体験で、これを販促の機会に限らず、ユーザーニーズを捉えた商品づくりに活かせる期待をいただきました。

イベントは参加者との距離感によって大きくその形が変わります。コミュニケーション密度の高まるイベントの実現は、社内の巻き込み方も変え、その価値自体も変える可能性があります。


最後までお読みいただきありがとうございました。RoomClipでは、本記事のようなイベント企画をはじめ、暮らしや住まいに関するリアルなユーザー実例情報から得たトレンドウォッチやマーケティング支援など、多様な取り組みが可能です。まずはカジュアルにご相談ください。

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この記事を書いた人:RoomClip PR室

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