家全体のインテリアにこだわり、テイストを統一したいというニーズの高まりは、洗濯機などの大型家電にも波及しつつあります。洗濯機といえば、脱衣洗面所など部屋から離れた場所にあり、あまり目につかないものです。ところが、その洗濯機もリメイクやDIYでアレンジしたり、隠したりなどの動きが多く見られるようになってきました。今回は洗濯機の憧れ事例をご紹介します。

洗濯機もスタイルを統一したい

洗濯機カバー

部屋から離れた脱衣所もインテリアのテイストを統一したいというニーズは当たり前のよう。中でも大きくて存在感のある洗濯機は特にリメイクされる対象です。リメイクシートにでアレンジするユーザーさんもよく見かけますが、洗濯機自体をカバーで隠してしまうというDIYも多い模様。また、外に洗濯機を置いている家でも、雨や風から洗濯機を守るためにカバーをしているという実例もありました。

洗濯機カバーの実例写真
撮影 左：slow-life　さん / 右：yuji721　さん

パネルリメイク

洗濯機のリメイクは側面だけでなく、ボタンのあるパネル部分などの細かい場所にも及びます。よく見ると文字が多く、カラーリングがされている箇所であるため、インテリアのテイストを統一すると、この部分が目立ってしまいます。そこで、パソコンなどでシールを作成するユーザーさんが多くいるようです。また、洗濯機によってボタンの場所や大きさが違うことにより、一からシール作成するため、完全にオリジナルのものができるのも人気のポイントになっています。

パネルリメイクの実例写真
撮影 左：chiiisa26　さん / 右：sally.　さん

洗濯パン隠し

汚れや埃がたまりやすい洗濯パンもカバーで隠してしまうことが多いです。構造上、凹凸があったり大きく存在感もあるので、床の色や洗濯機の色に合わせてカバーが作られています。また、パンがあることで段差が生まれてしまい、有効活用が難しかった場所に平らなスペースが生まれることで、収納やディスプレイにできるという点もこのDIYが広まっている理由の一つのようです。

洗濯パン隠しの実例写真
撮影 左：sonju　さん / 右：painapoon0521　さん

リメイクされない洗濯機

Panasonicキューブル

リメイクやカバーをされることが多い中、アレンジを全くされないのがPanasonicのキューブルというドラム式洗濯機。丸みのない長方形の形や、どこから見ても平らですっきりとしたデザインが、洗面台などと並べて置いても収まりが良く人気のようです。また、このドラム式洗濯機を置くだけで、洗面スペースがおしゃれになるというユーザーさんの声も多く見かけます。

Panasonicキューブルの実例写真
撮影 左：khma88　さん / 右：hanatomidorinoheya　さん

プラスワンtips

洗濯シーンを彩るランドリーブランド「FREDDY LECK sein WASCHSALON」

白地に青のロゴが入った、シンプルで清潔感のあるデザインが人気のFREDDY LECK sein WASCHSALON（フレディレックウォッシュサロン）。もともとはベルリンにあるフレディレックウォッシュサロンというコインランドリーで販売されているグッズですが、洗濯カゴからハンガー、石鹸等まで洗濯に必要なものが揃っているため、ランドリーグッズをすべてREDDY LECK sein WASCHSALONのもので揃えるというユーザーさんも少なくないようです。

洗濯シーンを彩るランドリーブランド「FREDDY LECK sein WASCHSALON」の実例写真
撮影 左：kajitano　さん / 右：Merryday　さん

洗濯シーンを彩るランドリーブランド「the Laundress」

ニューヨーク生まれのファブリックケアブランド、the Laundress（ランドレス）。そのおしゃれなパッケージに惹かれて使用している人も多く、洗剤だけでなく、ブラシなどの掃除道具なども販売しているため、憧れのブランドとなっているようです。また、デザインを真似たラベルを自作して、「ランドレス風」というタグがつけられた写真も多く投稿されています。

洗濯シーンを彩るランドリーブランド「the Laundress」の実例写真
撮影 左：tuuli　さん / 右：ouchireset　さん

詰め替えボトルでさらに統一

洗濯機だけでなく、洗濯に使うアイテムもインテリアに合わせて統一されています。特にカラフルなパッケージが多い洗濯洗剤は、デザインや色が同じボトルに詰め替え、オリジナルのラベルシールを貼ることで、見える場所に置いておいてもインテリアに馴染み、かっこいいと評判です。

詰め替えボトルでさらに統一の実例写真
撮影 左：kaeruco　さん / 右：Nu　さん

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シンデレラのガラスの靴から連想して生まれた「シンデレラフィット」と言う新たな収納トレンド。サイズを測ったわけではなく、全く別のアイテム同士が偶然にピタッとジャストサイズだった様子から誕生したこのトレンドは、RoomClipで2013年8月頃に初めて写真が投稿され、2015年8月頃に一部のユーザーさんの間で盛り上がりを見せました。その後、2016年5月頃に写真投稿イベントを行ったのをきっかけにして認知度が上がり、「あのメーカーのこれと、100均のこれが偶然ぴったりだった！」などのコメントとともに、多くのシンデレラフィット実例写真が投稿されるようになり、現在でもユーザーさんの間で拡散しているようです。今回はシンデレラフィットの憧れ事例をご紹介します。

シンデレラフィットとは

由来はシンデレラのガラスの靴

たまたま家にあったボックスにケースを入れてみたらジャストサイズだった、などの体験から生まれたシンデレラフィット。偶然の発見だからこその喜びや、多くの家庭にあるカラーボックスと、安価で手に入る100円ショップのケースなど、比較的真似しやすい身近なもの同士を使用した収納ということが広く拡散した要因といえそうです。

由来はシンデレラのガラスの靴の実例写真
撮影 左：Katsura　さん / 右：Atsushi　さん

話題になったシンデレラフィット

100均スクエアボックス

シンデレラフィットの実例として、多く愛用されている100円ショップのスクエアボックス。大きな引き出しや、カラーボックス内の仕切りに適しているということで以前から人気のあるアイテムでしたが、左の実例のように前開き収納ボックスと、色もサイズも偶然にぴったりだったという実例が投稿され、ゴチャゴチャしがちなおもちゃの収納として最適かつ、カラーコーディネートもバッチリいうことで、多くのユーザーさんの間で話題となりました。

100均スクエアボックスの実例写真
撮影 左：miki　さん / 右：mimi24　さん

デッドスペースに

まさにこの収納ボックスのために空いていたスペースなのでは、と思うくらいデッドスペースと収納ボックスがフィットした実例もたくさん投稿されています。今まで有効活用できていなかった場所なだけに、投稿したユーザーさん自身の喜びも大きく、さらにどの家でも起こりうるデッドスペースの問題を解決したというスッキリさから話題を集めているようです。

デッドスペースにの実例写真
撮影 左：aoao723　さん / 右：Yuko　さん

投稿によって拡散したシンデレラフィット

ランドセル収納

IKEAのRÅSKOGキッチンワゴンや、RoomClipでもモニターを行った山善バスケットトローリーがランドセル収納にぴったりであるという写真が投稿されてから、これらが小学生のお子さんがいる家庭でランドセルラックとして活用される実例が拡散しています。本来はキッチンの収納をメインとした三段のワゴンが、ランドセル本体だけでなく学校に持っていく細々としたアイテムを一箇所にまとめて整理整頓しておけることも拡散の要因となっているようです。

ランドセル収納の実例写真
撮影 左：miki　さん / 右：s.k.m.f　さん

おもちゃ収納

「ミニカーが100円ショップの仕切りケースにジャストサイズだった」「電車のおもちゃが収納ケースの奥行きにぴったり！」など、悩むユーザーさんが多いおもちゃの収納に関するシンデレラフィットは、一気に広がる傾向があるようです。コレクションするような小さなおもちゃや、専用のケースなどがないものは、一度シンデレラフィットの収納が見つかると、リピート買いにも繋がるようです。

おもちゃ収納の実例写真
撮影 左：ERI.S　さん / 右：-mai-　さん

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